保育士3か月で辞めたの私だ!正社員で採用されたのにすぐに退職してしまった話

仕事

離婚に向けて一番心配なのは収入源の確保。
私は下の子が小学生になるまで専業主婦だったので、9年のブランクがありました。

まずは週3パートから始め、掛け持ちで色んなバイトをしながら少しでも収入を増やせる仕事をと転々としてきました。

そして…やっと念願の正社員!
「保育士」として働き始めたのですが…たったの3カ月で退職してしまいました。

ぽんた
ぽんた

根性無しと呼んでください。

ぽち
ぽち

いくらなんでも早すぎワン。

この記事では、資格を取って正社員の仕事に就いたにも関わらず、僅か3ヶ月で辞めてしまった私の痛い体験を書きたいと思います。

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保育士資格の取得

保育士になる前は教育機関で仕事をしていました。

仕事は楽しいし職場の人間関係にも恵まれていて充実していました。でも自立できるほどの収入は得られませんでした。

そこで、40代でも正社員になれそうな仕事はないかと探し始めます。

偶然知人が『保育士資格』を取ったという話を聞き、私も資格にチャレンジしてみることにしました。

用意したのは書店で手に入れた参考書2冊と問題集1冊。

けれどいざ勉強を始めてみると、勉強時間の確保と範囲の広さに苦戦しました。結局一回目の試験はほぼノー勉状態で受験することに。

そして結果は…当然不合格。
それでも子育て経験のおかげか、半分の教科を合格することができました。

半年後には二回目の試験。

今度は、いわゆるニコイチと呼ばれる『教育原理』と『社会的養護』の教科(両方とも合格点に達していないと不合格)を一問ミスで落としてしまいます。

ぽんた
ぽんた

うーん。もっと効率のいい勉強方法はないかな?

そんな時、ユーチューブで『ほいくん』さんの動画をみつけ、耳から聴く勉強方法を取り入れました。

ほいくんの保育士チャンネル
ほいくんと申します。 このチャンネルでは、保育士試験を目指す人の 学習を楽しく&まったりとサポートします。 楽しむをモットーに頑張ります(*´▽`*)!! <いーつぶネット・Myサイト> <保育士チャンネルの歴史> 2016年9月26日 動画初アップ 201...
【ほいくん】教育原理~ボイスメモ~ラジオ感覚でどぞ♪

この動画をイヤホンで聞きながらいつも家事をしていました。声が聴きやすくて語呂合わせも面白い。この動画のおかげでかなり覚えることができました。

そしてその結果、三度目の正直で一次試験を合格!

二次試験の実技試験はピアノが弾けないので「言語」と「造形」を選択し、一発合格。なんとか一年半かけて保育士資格を取得することができました。

小規模園に内定する

資格を取ってからは早速求人探しをはじめました。登録会に行ったり保育士の求人サイトにも登録しました。

日本トップクラスの求人数!保育の転職は《保育ひろば》へ

『40代、未経験、正社員、ピアノ弾けない』

と不利な条件のオンパレードでしたが、運良く条件に合った保育園に内定します。

決め手になったのは、園見学の時の園長先生の丁寧な対応と子供達が明るくて雰囲気が良さそうだったこと。そして「未経験でも一から丁寧に教えるから安心してください。」という心強い言葉でした。

最初は前の仕事とかけもちしながらバイトとして勤務し、4月からは正社員として働くことに。こんなにトントン拍子に決まっていいのかと思うほど、スムーズに仕事が決まったのです。

ぽんた
ぽんた

この頃はまだ有頂天だったのよー。

保育士デビュー

緊張で迎えた初日の朝。朝礼で全員の前で挨拶をしました。そこで想像していたよりも正社員の数が少ない事に気がつきます。ベテランに見えた年配の保育士さんはみなさんパートさん。

ぽんた
ぽんた

お、思ったより社員の人数少ない…?

初日は主に子供達の遊び相手や寝かしつけの手伝い、掃除で終わりました。子供の相手と緊張でたった一日で膝はガクガク。水を飲む暇もなく、喉がカラカラでした。1日がとても長く感じたのを覚えています。

寝かしつけができない!

初めての保育の仕事は馴れないことばかりでした。まず最初のハードルは寝かしつけです。

他の保育士の様子を真似して、お腹をポンポンしたり背中を擦ってみても、なかなか寝てくれません。

馴れない手つきと焦りは、子供にも伝わるのか

『ポンポンしないで!』『◯◯せんせいがいい!』

と全力で拒否されてしまいました。

さてさて無事にやっと寝ついた。と思ったら、今度は「おむつ替え・検温・おやつ」のために三時になると起こさなくてはなりません。

寝るのが遅かった子は、寝起きもご機嫌斜めでこれがなかなか起きないのです。

先輩は慣れた手つきでお昼寝用のコットを斜めにして、子供を床に転がして起こしていましたが、私は怖くてなかなか出来ませんでした。

ぽんた
ぽんた

…こ、転がすのかー。

先輩の目線が怖い

指導係の先輩は、最初のうちは丁寧に仕事を教えてくれましたが、そのうちぱったりと話かけてこなくなりました。保育中はやることがいっぱいで、とても新人の私に構っている暇などないのです。

『わからないことは自分から聞いて。』『もっと臨機応変に動いて。』

うまく対応ができなくて、そう言われることが増えてきました。

何がわからないのかがわからない私は毎日オロオロとしながら、自分の無能さに落ち込みました。
保育の現場は臨機応変さが求めらるのに、機敏に動けない私はいつも足でまといになっていました。

そしてふと気がつくと、そんな私を離れた所からいつも冷ややかな目で見ている先輩の目線に気が付きました。

ぽち
ぽち

怖い…怖いワン。

見られれば見られるほど、またプレッシャーで汗だくになっていました。

正社員としてのはじまり

こんなに仕事が出来ないのに正社員としてやっていけるのか。そんな一抹の不安を抱えていましたが、あっという間に4月になりフルタイム勤務が始まります。

勤務形態は早番、中番、遅番。

早番は基本的に正社員とパートさんの二人だけなので、鍵を開ける社員は絶対に遅刻することができません。

早番の週は私が遅れると園が開けられない!というプレッシャーが頭から離れませんでした。

7時半からの開園でしたが、実際は掃除、前日の洗濯物の片付け、事務作業などがあったので、いつも6時半には園に着いていました。

私は早番か遅番のシフトが多かったので、不規則なペースに馴れるまで時間がかかりました。人が足りなくて当日急遽早番から遅番まで通しで勤務になることもありました。

翌月のシフトがギリギリまで決まらず、土曜保育もあるので週末の予定がなかなか立てられないのは辛かったです。

過酷な1日

保育園での仕事はまさに分刻みでした。

保育園の一日
  • 6時半
    出勤 掃除・受け入れ準備

    溜まった事務仕事をできるだけ片づける。

  • 7時半
    受け入れ開始

    子供達が続々と登園。 パートさんは子供の遊び対応なので、インターホン対応、保護者対応、検温、入力作業、電話対応のタスクは基本一人で行う。登園時間が重なると戦場。

    順次登園した子からおむつ替えとおやつタイム。

  • 9時半
    お散歩

    天気のいい日は公園。雨の日は室内遊び。
    園に戻ったら、お着換えとオムツ替え。

  • 12時
    給食・休憩

    子供達の給食。給食後、食べ終わった子から順次お昼寝。

    交代で保育士は昼休憩。

    子供達が寝ている間は10分おきに午睡チェック。連絡帳と日誌の記入。掃除。会議など。

  • 3時
    起床・おやつ

    起きた子からおむつ替え、検温、おやつタイム。

  • 4時
    お迎え

    保護者がお迎えにくるまで自由遊び。

  • 7時半
    事務仕事・掃除・洗濯・退勤

    最後の子が降園後、掃除、洗濯、残った事務仕事。

    退勤

この合間にランダムに、泣き止まない子や喧嘩の仲裁や具合が悪い子の対応などが入ります。

私は二歳児を担当していたのですが、入園当初は寝かしつけに一時間掛かったり、ひたすら抱っこ。

肩と腕は筋肉痛でパンパンです。でもギリギリの人数で保育しているので、休憩したくても簡単に部屋から離れることはできません。

水分もなかなか取れず、トイレは気がつけば1日1回の時もありました。

ぽんた
ぽんた

おしっこがめっちゃ黄色かった。

ぽち
ぽち

そ、そうワンか…。

書類の多さに打ちのめされる

一番大変だったのが、連絡帳と保育日誌を書くことでした。

連絡帳にはその日の園児の様子、給食やおやつは何を残したか、排泄の回数や状態などを記入します。保育日誌にはその日の生活面や遊びでの様子、そして反省や今後に生かせることを詳細に記入していました。

この日誌にはかなり苦戦しました。基本的に保育士の働きかけに対して子供がどうなったのかを書かなくてはならないので、一人一人の1日の様子を良く見てないと書けないのです。

保育中は常に「あ、これ書ける」と思った気付きを常にメモしていました。

それを担当の子供の人数分、お昼寝中にひたすら書きます。そして書きながら、10分おきに午睡チェックもします。

限られた時間の中でどんどん書かないと終わらないのですが、これが疲れきっていると頭が働かないのです。また書いてる途中で一人子供が泣き出すと、連鎖で泣き声の大合唱。事務仕事はそこで中断です。

日誌以外にも、週案、月案、個別の成長記録など、保育士の書類仕事の多さには本当に戸惑うことばかりでした。指導計画は本を一冊常備していつも参考にしていました。

園で使う備品のチェックと発注も担当でしたが、そもそも保育を離れてパソコン作業をする事自体がなかなかできず、やむを得ず早朝にすることが多かったです。

ぽんた
ぽんた

そもそも事務室に行けないという。

イヤイヤ期に苦戦する

子供達も園での生活に段々馴れてくると、少しずつ自己主張が強くなってきます。

コップをわざとひっくり返して水を溢す。散歩中に歩かない。テーブルの上に立とうとする。友達を突き飛ばす。あれもイヤ!これもイヤ!

私の反応を見て気を引こうとしているのがよくわかるのですが、これが毎日だと結構精神が削られます。先輩が時々子供に対して切れている声が耳に入ると更に疲れが増しました。

そんなさなか、子供の噛みつきが発生。

その子は目を離すと、手当たり次第友達の髪の毛を引っ張ったり噛みついてしまうので、いつも神経を尖らせていました。一人保育士がその子についていると、結局他の10人近い子供を私一人で見ている状態になり、文字通りてんやわんやでした。

眠れなくなる

それでもなんとか一日の保育を回せるようになってきました。子供達もだいぶ私に慣れてきて、甘えてくることが多くなりました。みんな笑顔が本当にかわいくて癒されました。

ただ日々の蓄積された疲れはなかなか取れませんでした。家に着くと泥のようになりながら家事を片付け、お弁当作りのために翌朝はまた4時半起きです。早く寝ないと起きられない。そう思うのに、なかなか眠りにつけないのです。

市販の睡眠導入剤を買って飲んでみましたが、あまり効き目はありませんでした。

そして休みの日はいつも、頭から仕事のことが離れませんでした。

ぽんた
ぽんた

この頃はTwitterで吐き出してばかりだったよ。

人生で初めて心療内科に行く

そのうち、朝起きるとすぐにTwitterで「消えたい」「やめたい」と検索するのが習慣になっていました。

「消えたい。」

そう思いながら早朝の薄暗い中、自転車をこいでいました。

「このまま事故ったら行かなくていいかな。」

それでも何とか出勤はするのですが、1日張り付いた笑顔で過ごした後の帰り道は、泣きながら自転車をこいでいました。

慢性的に睡眠不足が続き、ある日の保育中とうとうめまいで倒れそうになってしまいました。さすがにこれはやばいかも、と思い初めて心療内科に行くことにしたのです。

カウンセリング中、先生は仕事や家庭での事を丁寧に聞いてくれました。話しているうちに次第に涙が溢れて止まりませんでした。

診断はストレスからくる睡眠障害。対処療法として、不安感を和らげる薬とよく眠れる薬を出して貰いました。

「鬱になる手前。」「根本的にストレスの原因を除去しないと治らない。」
「家庭での悩みも関係してるね」

そう言われて

あぁ…私、無理してたんだな。

そう実感しました。

ぽち
ぽち

全てに疲れてたワン。

退職を決意

数日後、園長先生に思い切って「辞めたい」と伝えました。

「できればもう少し一緒に頑張って欲しい。パートでもどう?」

と引き留められました。

私は今の状況では子供の安全の為にも続けられない事。保育の方針に疑問を感じる部分もあったので、ここでは無理だと伝えました。

そして話ながら、ホッとしたのか涙が出てきました。

「もっと早く色々聞いてあげていれば良かったのかもしれないね」

そう言われて、申し訳ないやら情けないやらでますます涙が止まりませんでした。

子供達の事は大好きでした。そして一緒に働いていた保育士さん達も厳しいけれどいい人ばかりでした。もしかすると保育園の中では恵まれた環境の方だったかもしれません。

それでも、どうしても限界でした。体が拒否してしまいました。

最後の日、これで最後だという安心感と、続けられなかった悔しさと、仲良くなれた子供達と別れる寂しさが色々入り交じって、大泣きで園を後にしました。

担当していた一番手のかかっていた子が、ずっと窓からにこにこしながら手を振っていました。何度も何度も振り返しました。

ぽんた
ぽんた

あぁ、辞めてしまった…。

こうして私はたった3ヶ月で正社員保育士を退職したのです。

まとめ【保育士転職を考えてるいる人へ】

今現在は、保育士の前にしていた仕事関係の事務をしています。
正社員になりたかったのに、結局時給制の仕事に戻ってきてしまいました。

今回の転職がうまくいかなかった一番の原因は、私の「甘さ」だと思っています。

保育の仕事の過酷さ、責任の重さ、そしてそれに答えられるだけの自分の能力と体力の無さを自覚していませんでした

また実際保育士になってみて、保育士の離職が多い原因がよくわかりました。

  • 仕事の量と責任に対して賃金が低い
  • 持ち帰りの書類仕事が多すぎる
  • とにかく体力と気力勝負
  • 労働時間が長い

全ては人が足りない。これに尽きると思います。人が足りないから結局、保育士一人当たりのタスクが膨大なのです。

その結果→離職→ますます一人当たりの負担増加の悪循環です。

園見学の段階で、保育士の配置人数についてきちんと把握しておく必要もありました。未経験でいきなり担任を持つということは、それだけ人が少ないということなのですから。全ては自分の認識が甘かった故の結果です。

今はまだ保育の仕事に戻る気持ちはありません。ただ、保育の仕事は他の仕事では得られない感動があるのは事実です。 昨日出来なかった事が出来るようになる瞬間に立ち合えるのは保育士ならではの醍醐味だと思います。

ぽち
ぽち

子供達は本当にかわいいワン。

もしあなたが未経験で保育士への就職を考えてるなら。資格は頑張れば取得できますし、40代からでも正社員になるのは不可能ではありません。

ただ、まずは保育補助から経験を積んでみて、自分に適正があるか見極めてからでも遅くないと思います。

求人はたくさんありますが、園探しはくれぐれも慎重に。保育方針や待遇に少しでも疑問を感じたら妥協しないのが大事です。

なにより体を壊してしまったら元も子も無いのですからね。

ぽんた
ぽんた

そうしてぽんたの仕事探しの旅は続くのであった。

ぽち
ぽち

めでたし。めでたし。…じゃないワン。

日本トップクラスの求人数!保育の転職は《保育ひろば》へ

この記事を書いた人
ぽんた

関東在住の40代。高校生二人の母。
旦那のギャンブルによる借金をきっかけに家庭内別居中。自立して離婚するのを目標に悪戦苦闘の日々。離活・仕事・ライフスタイルについて発信していきます。

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